


大来佐武郎元外相は、87年末のタマサート大学での演説で、「日本よ、変われ」と強調され、それこそが日本とタイとの協力である、と議論されました。
事実をもとにした反論は必要です。
・・・しかし、そのためにも、日本自身が自らの姿勢をたださねばならないのです。
タイの戦後の経済成長は著しいものがありました。
その背後にあったものとして、1960年に発表された世銀勧告の重要性がまず挙げられます。
勧告は、政府は社会資本の充実など経済環境の整備に努めるべきであり、民間部門の活動が期待できる分野への進出は避けねばならない、とするものでした。
こうした考え方に基づき、財政支出の現状や予算制度への厳しいコメントも出していました。
しかし、世銀勧告には、もうひとつの注目すべき内容が含まれていました。
テクノラートの養成です。
